センター英語で9割を取る勉強法 〜7割突破編〜
ご無沙汰しております。
大学に入って1〜2ヶ月、新歓やレポートの波を終えようやく余裕が出来そうになりましたので、(かなり間が空きましたが)再度本腰を入れてブログを投稿しようと思います。
テーマを募集したところ「英語の勉強法について教えてくれ」という要望が多かった為、今回は受験英語の勉強法について書こうと思います。
まず先に前提として分かっておいて欲しいのは、英語が武器になれば受験は無双できるということです。
国公立大学でも私立大学でも、受験科目で英語を使わない事はまぁありません。文理問わず。
特に、文系の方なら主に国・英・社か国・英・数が受験科目となると思います。
体感で分かってもらえるかと思いますが、国語や社会で差がつく事はあまりありません。
数学についても、言ってしまえば文系なのでガチの数強はいませんから、圧倒的な差がつく事は多くないです。
つまり、差をつけるなら英語であり、壊滅的に苦手だと致命傷となるのも英語なのです。
なのに勉強法がイマイチ分からないのが英語。
伸びが実感しづらいのが英語。
参考書が溢れかえっていてどれを買えば良いか迷うのも英語。
ですから、少しでも僕の文章が参考になってくれたらと思います。
ずばり、今回目指す基準はセンター9割。
センター9割というのは旧帝大、早慶を目指す上で是非とも取りたい数字ですし、一年、いや半年あればゼロから到達できる数字でもあります。
共に目指していきましょう。
(*センター試験は今年度で終わりますが、求められる「地の英語力」は変わらないと思いますので、現高1・高2生の方も是非参考にしてください。)
ちなみに僕は、高2の秋にはセンター英語が6割あるかないかくらいでした。SVOCという概念すら分かっていませんでしたし、"a"と"the"の違いすら分かりませんでした。
そこから一年ほど英語を狂ったように勉強して、センター試験では191/48(筆/リス)まで上げることが出来ました。
英語が難しいと定評のある同志社大学の英語でも191/200ほど取ることが出来ました。
「英語はセンス」なんかではありません。
努力でなんとでもなります。
共に頑張っていきましょう。
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まずは暗記
英語に限らず、勉強において最初にするべきは暗記です。
正直、単語帳と4択文法問題集を完璧に覚えるだけでもセンター7割くらいは安定して取れるようになります。
ー単語ー
ということで、第一歩目。
まずはいま手元にある単語帳を一冊、完璧に覚えてください。最初はそれだけです。
単語帳のどこから英単語を出されても2秒以内に日本語訳が言えるくらいに覚え込むのです。
2秒で言えないなら覚えてないも同然です。"apple"と聞いて、「う〜ん…えっと…」と悩んでから「リンゴ」と答えますか?瞬時に脳内に赤くて丸いリンゴのイメージが浮かびますよね?
その感覚です。
どの単語もそのレベルまで仕上げてください。
また、インプット作業は超・短期間で終わらせる事が大事です。
勉強で大事なのはインプットよりも復習です。
同じ単語帳を何周も何周もするのです。
それなのに「私は毎晩寝る前に1日20単語ずつ進めています。このペースなら1ヶ月もあれば終わるんです。(ドヤァ」みたいな人がいるんですよ。
いやもうアホか、と。
お前1ヶ月経った時に最初の20単語覚えてんのか、と。そもそも1ヶ月やり抜ける訳がないだろ、と。
週末に土日を丸々使って単語帳を一気に一周してしまう。
このくらいが理想です。
一周で覚えるなんて無理なので「見た事がある」状態にするのが大事なのです。
そしてその後は1日100〜200単語ほどを30分もかけずに一周する。
そうすれば1〜2週間で一周出来る。
これを夏、8月末まで繰り返してください。
また、単語帳を進める際には以下のポイントに注意してください。
・書いて覚えない
・口に出す
・2秒で日本語が出てこなかった単語はすぐ日本語を見る。そして印をつける(2周目以降は印付きの単語だけをやる
ちなみに、単語帳はマジで何でも良いです。
やたら学校で配られた単語帳をこき下ろし、システム英単語やターゲットを使いたがる人は少なくないです。もっと香ばしい人になると鉄壁をやりたがる人やリンガメタリカを使いたがる人もいましたが、単語帳は本当にマジでガチで何でも良いです。
むしろ学校で配られた単語帳(1600語〜くらいあれば何でも良い)をやる方がメリットは大きいです。その理由は以下の2点。
・学校の小テストが復習代わりになる
・学校の単語帳と自分の単語帳のダブルワークの手間が省ける
僕もセンター試験まではほとんど学校で配られた音読英単語だけを使ってました。
国公立大学 外国語学部や難関私立大学(早慶上智、MARCH関関同立の上位校)を目指すならば追加で2冊目の単語帳が必要になってくるかと思いますが、旧帝大やMARCH関関同立までは正直学校の単語帳で大丈夫です。
信じてください。
ー文法 基本編ー
さて、単語帳が二周くらいできたら並行して文法に入りましょう。
まずは次の質問を考えてみてください。
Q. "will"と"be going to"の違いは?
これを自分の言葉で説明できる人は次の実践編まで飛ばしてもらって構いません。
このような「基本事項で何となく分かってはいるけど、問われてみると正しく説明出来ないこと」は多いと思います。
なんで仮定法だと現在のことでも"could" "would"を使うの?
"a"と"the"の違いは?
そもそも現在形とは?現在進行形とは?過去完了形とは?
こういった核心を突く疑問に答えてくれるのがこの参考書です。
文体は話し口調ですし、文字も大きく、イラストも効果的に使われているので、いわゆる勉強アレルギーは出にくいかと思います。
本当にゼロから始める場合はこの参考書から入ると後々の理解が深まりやすいですよ。
ー文法 実践編ー
文法の基礎が身についたら4択問題集をガンガン回しましょう。
ネクステージ、vintage、スクランブル、アップグレード、パワーステージ…etc
Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
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これも単語帳と同様です。
何でも良いです。
学校で使ってる物が上記のようなものであるならば、間違っても別の参考書に手を出さないでください。
中身なんて大して変わらないですし、イキって別の参考書に手を出しても良いことなんてありません。
さて、上記の問題集ですが、まずは文法と語法だけをやってください。
イディオムなどはどうせ忘れるので秋冬で大丈夫です。
これも大事なのは超・短期間で終わらせること。
出来れば最初の一周は1〜2週間で終わらせてください。
この際に行って欲しいことは印付けです。
「なぜその答えになるのか、なぜ他の選択肢は適当ではないのか、これらの理由が自分の言葉できちんと説明できる」
これを基準に
説明できる→◯
少し自信が無い/なんとなく正解はしたけど理由は言えない→△
分からなかった→×
のように、これはあくまでも一例ですが、印を付けていってください。
二周目以降からは印が付いている問題だけをやりましょう。
勉強で大事なのは無駄な時間は徹底的に省く事です。もう理解している問題を何周もしても意味がありませんからね。この方法はとても効率的です。
さて、一周し終えたら二周目、三周目に入ります。
その際の進め方もまた特殊です。
下一桁が同じ数字の問題だけをやるのです。
ex.)2番、12番、22番...162番、172番
こうする事で、1/10の作業量で勉強した単元としては一周したのと同じなのです。
一日で1つの数字を終わらせていきましょう。10日で10周です。
激アツですね。
さて、文法・語法もできれば8月末までには終わらせたい所です。
単語と文法の勉強だけでも、ここまでしっかりやればセンター7割は安定します。
インプット作業はとてもしんどいですが、妥協せず頑張ってください。
最後に差が付くのはこの時期に勉強する基礎がどれだけ固まっているかです。
続きの英文解釈、長文読解については次回投稿します。
現時点でセンター7割。
9割まであとちょっとです。
頑張っていきましょう。